1. 「ゴールから逆算」で無駄のない学習計画を!
夏休みの勉強を効率よく進めるには、
「ゴールから逆算して計画を立てる」
のがポイントです。
まずは、
夏の終わりに達成したい目標
を決めましょう。
例えば「英検2級に合格する」と決めたら、そこから必要な力を整理します。
- 1週目:単語強化+英作文の基礎を習得
- 2週目:文法の総復習と読解問題の準備
- 3週目:長文読解を中心に演習
- 4週目:リスニング練習と文法の確認
- 5週目:模試と苦手分野の最終調整
時間帯によって内容を変えるのもおすすめ。
読書はがんばるものではなく、楽しみながら続けるもの
。
この夏、自分の「言葉の力」をじっくり育てていきましょう。
2. 夏だからこそ、本と仲よくなろう
夏休みは、
読書習慣をつける絶好のチャンス
です。
学校の授業がない分、時間に余裕があり、
自分のペースで本や文章に向き合える季節。
実は、
毎日少しずつ文章を読むことは、
語彙力や読解力を育てるだけでなく、
他教科の理解を深める基礎にもなる
のです。
文部科学省の調査では、1日の読書時間が「0分」と答えた中学生は約4割、
「30分未満」まで含めると7割近くにのぼります。
一方で、
日ごろから文章を読む習慣がある生徒ほど、
国語だけでなく数学や理科、社会でも成績が高い傾向
があることが分かっています。
「どんなものを読めばいいの?」という人は、本だけにこだわらなくても大丈夫です。
物語、小説、エッセイ、伝記、科学の読み物のほか、
新聞やニュースサイトの記事も、言葉を学ぶ立派な素材
です。
たとえば、朝の10分、寝る前の15分など、
読む時間をあらかじめ決めておくと習慣にしやすくなります。
読書はがんばるものではなく、楽しみながら続けるもの。
この夏、自分の「言葉の力」をじっくり育てていきましょう。
3. 過去問は「まだ早い」ではなく「今だからこそ」──慶應の問題にふれてみよう
「過去問を解くのは直前期でいい」と思っていませんか?
でも実は、
受験勉強の初期こそ、
志望校の過去問にふれる絶好のタイミング
です。
たとえば慶應義塾大学。学部によって出題傾向は大きく異なりますが、
たとえば文学部なら大量の長文を時間内に処理する力、
経済学部なら計算と論理のバランス、
法学部なら高度な語彙と読解力が求められます。
「こんな問題が出るんだ」と早めに知っておくこと
で、
毎日の勉強の方向性が大きく変わってきます。
もちろん、最初から正解できなくても大丈夫。
目的は“合格点を取る”ことではなく、“出題の型に慣れる”こと
です。
さらに、過去問は復習が命。
模範解答を読んで「なぜこの答えになるのか」を自分なりに説明できるようになると、理解が深まります。
復習ノートや解説の要約メモ
を作って、
知識を“使える形”に変えていきましょう。
過去問は怖がるものではありません。
今だからこそ、力を伸ばすきっかけにできる
のです。
4. 時間の「見える化」で毎日が変わる
受験勉強では、「長く勉強したか」よりも「どう使ったか」が大切です。
ところが、1日を終えてみると「あまり進まなかった…」と感じることも。
そんなときは、
自分の時間の使い方を“見える化”する
ことから始めてみましょう。
たとえば1日の行動をざっくり振り返ってみると、
「朝の支度にどれくらい?」「スマホを見ていた時間は?」
「勉強していたつもりの時間は本当に集中できていた?」など、
意外な“時間のロス”に気づくことがあります。
さらに見落としがちなのが、
お風呂に入っている時間やトイレにいる時間
などの“隙間時間”。これらを合わせると、
実は1日で30分〜1時間近くにもなります。
また、1週間単位で「英語に〇時間」「日本史に〇時間」とざっくり目標を立ててみるのもおすすめ。
科目のバランスを可視化することで、優先順位や配分も自然と見直せる
ようになります。
時間はつくるものではなく、「見つけて」「取り戻していく」もの。
限られた夏だからこそ、
自分の時間を自分の意志で使う感覚
を、
今から身につけていきましょう。

